熊野大社Kumano Taisha
神社の前を流れる清らかな意宇川。春には、花嫁を祝福してくれるようにとても美しい桜並木が川沿いを彩ります。神社前にかかる大きな鳥居と、朱色の美しい「八雲橋」を渡った先が熊野大社の境内です。石段を上がった先には、結びの神スサノオノミコトをまつる御本殿・拝殿、スサノオの御后神の稲田姫(イナタヒメ)をおまつりする稲田神社、左手に御母神イザナミノミコトをおまつりしている伊邪那美神社、舞殿、鑽火殿など様々な建物がならぶ広々とした境内が一望できます。緑に囲まれ夏でも涼やかで、まるで鳥居をくぐると空気が変わるような感覚。特に境内にある鑽火殿は熊野大社独特の社殿。毎年10月の鑽火祭(さんかさい)や、出雲大社宮司(出雲國造)がその職を受け継ぐ火継式斎行の大切な祭場になる社殿で、発火の神器である燧臼(ひきりうす)、燧杵(ひきりきね)が奉安されています。
スサノオノミコトの結びのパワーとともに受け継がれてきた、由諸正しい神社。一度訪れたら、きっとまた参拝したくなるはず。
神話との関わり
|
---|