「早く出雲の八重垣様に、縁の結びが願いたい」出雲の古い民謡にこんな一節があります。
スサノオノミコトと、『国の乙女の花』と歌われたほどの美しさであったといわれるイナタヒメノミコト。このご夫婦が主祭神です。民謡で歌われたように、古くから「縁結びの神様」として地元だけでなく全国から参拝客が後をたちません。神話に登場する「鏡の池」で紙に硬貨を浮かべて行う縁占いや、イナタヒメノミコトが地に立てた2本のツバキの枝が、成長して一本になったという「連理玉椿」(別名:夫婦ツバキ)など、結婚や縁結びにピッタリないわれが豊富な神社。連理玉椿は、年によっては二葉が現れることも!
その葉っぱはまるで、愛の象徴であるハート型になっているそうです。女性から『恋と美のパワースポット』として、とても人気のある神社です。
神話との関わり
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治した時、のちに妻となるイナタヒメノミコトをオロチから守るため、避難地とした場所がここ八重垣神社のはじまりです。現在の境内の森にある大杉を中心に八重垣を造り、そこにイナタヒメは身をひそめながら、現在「鏡の池」と呼ばれる水面の自分の姿を映していたとされています。オロチの退治後、この地に宮造りをしたスサノオノミコト。「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を」という日本で最初に生まれた和歌を詠み、おふたりで夫婦生活を始められたという場所です。
創立 |
神代 |
ご祭神 |
素盞嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなたひめのみこと) |
特徴・ご利益等 |
縁結び、夫婦和合、授児、安産、災難除
ご縁を占う「鏡の池」の占いが有名 |
重要文化財等 |
本殿内壁画(国重要文化財) |
住所 |
島根県松江市佐草町227 |
結婚式について |
両家各16名、最大32名まで列席可。境内に親族控室、着付室などの設備があります。 |
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