小倉百人一首に、「立別れ 因幡の山の峰に生ふる 松としきかば 今かへり来む ― 在原行平」と詠われた稲葉山の西南麓に鎮座する宇倍神社。
因幡の国(鳥取県東部)一ノ宮として名高く、地元をはじめ県外の方からも永く敬われてきました。
緑に囲まれた境内は、静かな時間が流れ心洗われるよう…。360余歳まで生きたといわれるご祭神タケノウチスクネノミコトにゆかりがあり、境内には、延命長寿や美に効き目があるとされる『手水』や、触る場所にご利益が表れるとされる亀形の石『福徳亀』などがあります。
赤い欄干が美しい太鼓橋も特長的な、鳥取県東部を代表する歴史深い神社です。
神話との関わり
『古事記』『日本書紀』に登場するご祭神タケノウチスクネノミコトは、日本で最初に「大臣」の称を頂いた、"総理大臣の祖"ともいえる神様。5つの朝廷に仕え日本の統一に尽力なさった忠臣として名高く、360余歳でおかくれになった際の終焉の地が、ここ宇倍神社のある土地とされています。社殿の後ろにある丘"亀金岡"には、その霊跡と伝わる「双履石」という石が祀られています。
創立 |
648年 |
ご祭神 |
武内宿禰命(たけのうちすくねのみこと) |
特徴・ご利益等 |
全国の神社で、最初に紙幣(五円紙幣)の図柄となったことから、お金にご縁があり、商売繁昌や金運の神様として全国からの参詣が絶えません。長寿であったとされるタケノウチスクネノミコトにちなんで、延命長寿や健康祈願におとずれる人も多い。 |
重要文化財等 |
宇倍神社麒麟獅子舞(県無形民俗文化財)
宇倍神社御幸祭々具一括(県有形民俗文化財) |
住所 |
鳥取県鳥取市国府町宮下651 |
結婚式について |
両家各17名、最大34名まで列席可。境内に親族控室、着付室、披露宴会場、授乳室などの設備があります。 |
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